kilnart_2015_party

日本キルンアート協会のコンクール審査員と交歓パーティーについて

  • 2015.11.16

 
make lemonade イラストレーターのれも(レモ・lemo)です。
初めての方はこちらをご覧になってください。

お仕事のご依頼も随時お待ちしています。


キルンアートとは、
作品制作後に、専用の電気炉(キルン)で焼成し作品として完成させるものの総称で、
(ポーセラーツ・チャイナ(ポーセリン)ペインティング・ガラスフュージング・白磁ペイント・シルバークレイ(純銀粘土)などがこの中に含まれます)
今回はポーセラーツ用の転写紙のイラストを多々デザインしているということと、
テーマが「Happy Time」ということで、ハッピーな世界観を描いている、イラストレーターのれもさんにご依頼を〜と、ご依頼をいただきました。
 
 
著書の大人の塗り絵本(奇跡の鳥の旅 ぬり絵BOOK Around the world)のお仕事が終わる、ちょうど間際くらいだったので、
審査員としてヘロヘロになりながらコンクール審査会場に向かったのですが、
キルンアートの圧倒される華やかな世界観が広がった作品が会場に一堂に並べられていて、
最初は、「え?こんなにもある中から選ぶの?」っていうそういう印象でした。

テーマが「Happy Time」なので、
それにそぐわないものもいくつかあり(色合いが暗いとか)、
あ〜作品作りは上手いのに、なんか勿体無いなぁと思うこともしばしばありましたが、
基本的には私自身はすぐに審査出来た方かと思ってます。
(他の本郷先生や西尾先生は審査が難しかったと言われていますが、お二方も結構選ぶのは早かった気がしています)
 
 
作品を見ていて、ハッピーっていう世界観の本当に多彩なこと、多彩なこと。
  
  
私自身の、すごく小さなハッピー感だけで、ハッピーを考えていたんだな、ということがすぐに分かる形となり、
作品を見ていくにつれて、あ〜この人のハッピーはこういうことなのか、あ〜この人はこうか、と
本当に見たこともないハッピーの形を垣間見た気がしています。
 
 
審査時は作者のコメント欄などが最初は伏せられていて、コメントでは判断出来ないようになっていますが、
これが良い!と思って選んで、その後にその作者のコメントを読むと、なんだか涙が出てくるような、そんなコメントばっかりで、
中には、「受験を頑張っている息子・娘の為に少しでも食器で明るくなってもらって、美味しいお菓子やお茶を淹れたくて~」なんていうコメントがあったりすると、
もう、それだけで色んな事を想像してしまって、本当に色んな「思い」の作品がここにあるのか、と、身の引き締まる思いもありました。
 
 
 
交歓パーティーの会場は、ミシュランガイドにも掲載していて、皇太子ご夫妻や安倍首相などが来たことのあるという、
代官山にある、RESTAURANT PACHON レストランパッションにて、
とても素敵なアンティーク装飾に囲まれながらの授賞式となりました。

そんな素敵な会場で、少しですが皆様の前で総評をさせていただいて、
(人前に立つのはどうしようもなく久々なので、えらく緊張しましたが(笑)
そして、受賞者の方々とも少し話す機会があって色々お話をさせていただいたのですが、
やはり、自分の「好き」を作品に体現させた結果からつながる受賞なんだなぁ、と改めて感じました。

好きなモチーフ、テーマだからこそ丁寧に作品作りが出来るんですよね。
 
受賞者の方々、本当におめでとうございました!

第3回 日本キルンアート協会 コンクール&作品展 受賞作品や審査員からのメッセージはこちら
https://www.kilnart.jp/gallery/kilncontest03

 
 
 
 


☆ お知らせ ☆
 

奇跡の鳥の旅 ぬり絵BOOK Around the world

重版が決まりました!
宜しければ、書店・ネット等でご覧になってください!

   
 
 

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