ガタカ
- 2007.07.28
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ここんとこ毎日のように何回も見てるので
この映画について何か文章をしたためたくなりました。
この映画、高校生の時に見て以来、
今回は数年振りに仕事の資料として見たのですが
高校生時代に見て感じたものなんて相当ちっぽけな物で、
今回偶然にも見れて本当に良かったなぁ、とそんな風に思ってます。
(見た時点ではレンタルだったんですが、何度でも見たくなって後にDVD買いました!)
あらすじとしては、
DNA繰作による優秀な遺伝子を持ったエリート達で構成された近未来のお話で、
主人公のヴィンセントは遺伝子操作を全くされずに生まれ、
そして宇宙飛行士になろうとしているといった内容でございます。
(随分と省略したっ)
ちなみにタイトルの
GATTACA
とはDNAの塩基配列のアルファベットを入れ替えたり、もじったものらしいのですが、
このタイトル通り、
幅広い意味で、生き方とか恋愛とか宗教とか哲学とかあらゆるものを幾通りも、
自由に自分達で置き換えて連想できる、
とてつもなく幅の広い映画だなぁ。なんて思いました。
生まれた環境や有り余る様々な障害、
突然の事故、男、女、全てを認めて、受け入れている
ヴィンセントと元エリートだったジェロームの対比がとてつもなく残酷で、
かなり胸が苦しくなるんですが、
それでもどこか光を感じるっていうか、ほんのり温かい。
また寝かせて、数年後見たら違った印象になるのかもなー。
噛めば噛むほど味が出るスルメ映画ってこういうものな気がします。
これでCGを使って無い!っていうんだから、
CGデザイナーとしてはちょっと切ないっ(笑)
だけど美しい映画って、私の中ではこれを指すなぁーなんて思ってます。