しあわせる力 玄侑 宗久

しあわせる力 玄侑 宗久
「しあわせる力 禅的幸福論」 玄侑 宗久 著
泣きながら一気に読みました。
・・・えーっと、嘘です。
泣いてないですけど、面白くてホントに一気に読みました。
ざっくばらんに本を読んでますけど、本を読んでてこの感情の高ぶりは久々!!
私が西洋かぶりというか、日本のことを知ろうとしてなかったからでしょうか・・・?
日本ってスゴイな!!良いな~!って思わせる一冊でした。
この本によると、日本人って本来は柔軟に全てを受け入れて、
そこから様々なアレンジを加える人種だったらしいのです。
世界中の神様を引っ張り出して、
全部偉いんだから、あれとこれとそれとを足して、
全部祀ってしまえー!なんて事も平気で自由にやってのけちゃう。
多分こんな国、他に無いよなぁーなんて思っちゃえるほど、貪欲で潔いw
そして、その精神を受け継いでるのか?
というと・・・・・それは難しいトコロなんですけどね。。。オホホホ。
それから、
タイトルにもある「しあわせる力」
今なら「幸せる」って書きますが、
奈良時代は、為(←昔は「する」と読んだそうで)という字を使って、
「為合わせる」と書いたようです。
私がすることと誰かのすることがあわさる。
室町時代になると「仕合わせる」
昔は試合の事を仕合と書いたようで、
これは人と人とがぶつかり合うこと。
今の価値観とは全く違って、個人の~というより、
常に相手がいる「しあわせ」
日本って、なんだか温かいなぁーって今更ながら思ったりです。

ページトップ